- 「アートの島」で知られる島の一つ
- 一周約12kmの島
- 豊島には香川or岡山からフェリーで行く
- 所要時間:徒歩だと島内1周4時間~5時間(アップダウンが激しい)
香川県の豊島(てしま)に行ってきました。
ゴールデンウイークの5/5に行き、さらに「瀬戸内国際芸術祭2025」の真っ只中でした。
混雑予想でも一番の混雑が予想されていて、「行くのどうしようかな」と悩んでいましたが、時間に余裕を持って行動すれば意外とスムーズに回れました。
豊島(てしま)の所要時間

豊島は1周約12kmほどあります。
豊島(てしま)の所要時間は、歩きだと1周するのに4時間~5時間はかかります。
何回も山を越えていくためアップダウンはかなり激しいです。
電動自転車だと1時間30分程度です。
そして「家浦(いえうら)地区」「硯(すずり)地区」「唐櫃(からと)地区」「甲生(こう)地区」の4地区があり、それぞれのエリアにアート作品があります。
豊島(てしま)の行程表
豊島に行った際の行程表をまとめています。
◾️2:00→6:00
松山市→高松港
◾️7:41→8:16
高松港→豊島家浦港
◾️8:16→9:30
豊島家浦港→豊島美術館に徒歩移動
◾️9:30→10:00
豊島美術館観覧
◾️10:00→10:25
豊島美術館カフェで軽食
◾️10:25→10:45
豊島美術館→マルチバスケット
◾️10:45→11:05
マルチバスケット滞在
◾️11:05→11:15
マルチバスケット→心臓音のアーカイブに徒歩移動
◾️11:15→11:35
心臓音のアーカイブ観覧
◾️11:35→12:00
カフェでケーキ
◾️12:00→13:00
心臓音のアーカイブ→再び言葉に満ちた部屋に徒歩移動
◾️13:00→13:15
再び言葉に満ちた部屋観覧
◾️13:15→13:30
あなたの最初の色観覧
◾️13:40→13:50
あなたの最初の色→線の記憶にタクシー移動
◾️13:50→14:00
線の記憶観覧
◾️14:00→14:05
線の記憶→オーシャンビュー琴に徒歩移動
◾️14:05→14:30
オーシャンビュー琴で食事
◾️14:30→14:40
夢を見る人々の場所観覧
◾️14:40→14:45
夢を見る人々の場所→針工場にバス移動
◾️14:45→14:55
針工場観覧
◾️14:55→15:05
針工場→豊島横尾館
◾️15:05→15:30
豊島横尾館観覧
◾️15:30→15:40
豊島横尾館→豊島家浦港
◾️16:35→17:10(臨時便)
豊島家浦港→高松港
◾️17:10→23:00
高松港→松山市(ゆめタウン経由)
電動アシスト自転車を借りる予定でしたが、5/5ということもあって4月後半に問い合わせた際には予約でいっぱいでした。予約なしで借りられる電動アシスト自転車もありますが、港に到着したときには長蛇の列ができていました。
山道が多いので電動アシスト自転車があると便利です。
ただ、タクシーやバスも利用できるので、これらを活用すると自転車よりも効率よく回ることができます。
豊島(てしま)旅行にかかった費用
今回は大人2名と高校生1名と中学生1名で訪れました。
アート作品は15歳以下が無料のものが多かったので、アート関連の費用は実質3人分です。
また、豊島美術館、心臓音のアーカイブ、針工場、豊島横尾館はオンライン予約の割引価格となります。
あと瀬戸国際芸術祭のパスポートが大人5,500円(16歳~18歳は2,500円)で販売されています。
GWであまり作品を観て回れないかと思ってパスポートを買っていませんでしたが、意外と回れたので買っておけばよかったと後悔しました。
- ガソリン代(走行距離:330km):8,000円
- フェリー往復:2,900円×4人=11,600円
- タクシー:1,650円
- バス:1,600円
- 豊島美術館:1,800円×3人=5,400円
- 心臓音のアーカイブ:700円×3人=2,100円
- 針工場:500円×3人=1,500円
- 豊島横尾館:700円×3人=2,100円
- あなたの最初の色:500円×3人=1,500円
- 線の記憶:500円×3人=1,500円
- 再び言葉に満ちた部屋:500円×3人=1,500円
- 昼食:2,600円
- カフェ:4,400円
- 夕食:7,000円
- 駐車場:1,400円
約54,000円ほどかかりました。
豊島(てしま)の周り方
高松港→豊島家浦港の高速船を利用しました。
豊島美術館を予約していたのですが、4月の下旬に予約した際には9時台しか予約できませんでした。
9:45の美術館を予約。それにあわせて最初の高速船の便(7:41→8:16)を利用することに。
家浦港から美術館までは徒歩約1時間。
GWで混雑が予想されていたことや、最初の便に乗り遅れてしまうと美術館には入れないというプレッシャーから早めに並ぶことに。
そんなわけで6:00から並びましたが、すでに前に1組いました。
6:30には15組くらいに増え、7:00には長蛇の列ができていました。(早く行ってよかった)

無事に高速船に乗ることができました。
家浦港~海へ飛び込む道~豊島美術館
家浦港から豊島美術館までは約4km。
「4kmくらいなら余裕でしょ」と思っていたら、最初の3kmくらいはずっと坂道できつい。
5月ですが、好天だったこともあって汗だくに。
豊島美術館の近くまで来ると、「海へ飛び込む道」が見えてきました。

絶景!豊島美術館はこの隣にあります。

美術館内は撮影禁止です。一般的な絵画や彫刻はありませんが、その代わり光・風、自然の音や時間の流れ、自然の変化を全身で感じる体験ができます。要予約の施設ですが、ぜひいってほしいところです。

敷地内にはカフェもあります。


パウンドケーキを注文!おいしかった。
豊島美術館~左右確認~心臓音のアーカイブ

美術館を後にして次に目指すのはマルチバスケット。
その道中に左右確認。こちらに人だかりができていたので調べてみると映えスポットのようでした。

続いてマルチバスケット。
こちらにはバスケットボールもあって自由にシュートを打って楽しめます。
ちなみにこのボードは豊島の形をしているようです。

そして心臓音のアーカイブ!今回一番行きたかったのはこちらのスポットです。
数万人の心臓音を録音して、それを電球が1つある空間で流すというアート作品。
人によって心臓音がまったく異なることに驚き、何とも言えない不思議な気持ちになりました。
ちなみに心臓音は登録(別途1,570円)することもできます。他の人が登録した心臓音は別部屋で検索して聞くこともできます。


心臓音のアーカイブから戻る途中にカフェがあったので立ち寄りました。
ケーキがとても美味しかった!
再び言葉に満ちた部屋~あなたの最初の色観覧


心臓音のアーカイブから再び言葉に満ちた部屋やあなたの最初の色へ。
こちら美術館に行く途中に通ったのですが、美術館の予約の関係で行きに立ち寄れず。
というわけで徒歩で戻ってきました。
次は甲生(こう)地区に向かおうと思ったのですが、徒歩で1時間以上かかることに加えて、山を越えていく必要があるとのこと。
さすがにきついと思いバスの時刻表を見るも40分先まで来ない。
しかも、甲生(こう)地区にバスで行くためには家浦港まで引き返して乗り換えなければなりません。
このままだと甲生(こう)地区に行くのは難しいなと思っていたところ、そういえばタクシーが時々通っていたことを思い出し。
「ダメ元でタクシー会社に連絡してみては?」と話しがまとまり、電話すると「近くにいるのですぐに行きます」とのこと。

秋山タクシーさん!
10分で唐櫃(からと)地区から甲生(こう)地区まで運んでくれました。
しかも料金は1,650円。
バスは1人400円なので家浦港までは1,600円、乗り換えて甲生(こう)地区まで行くのに1,600円かかる予定でした、費用も抑えられて、さらに時間も大幅に短縮できました。
線の記憶~夢を見る人々の場所

今回回った中でも、線の記憶が一番インパクトがありました。
素麺の製造機3台を設置して、赤い糸で空間とともに編み込んでいます。
赤の世界・・圧巻でした。

そして瀬戸内国際芸術祭2025の表紙にもなっている夢を見る人々の場所へ。
景色も素晴らしかったです。
ちょうど目の前に食事処の「オーシャンビュー琴」があったので遅めの昼食。


牛丼750円!安くて美味しかった!
甲生(こう)地区もしっかり堪能できたので、家浦(いえうら)地区に戻ることに。
針工場が見たかったので、家浦港の1つまえの停留所「豊島公民館」で降りました。
針工場~豊島横尾館
豊島公民館から針工場までは200m弱くらいでした。


針工場では、隣接する建物でアーティスト大竹伸朗氏のグッズ販売も行っていました。


そして最後は豊島横尾館!
生と死について考えさせられる作品が多く見ごたえがありました。
豊島横尾館を後にして17:20の高速船に乗ろうと思ったら、16:35発の臨時便が増便されていました。
16:00時点で結構な列ができていましたが、16:35発の臨時便に乗ることができました。
高松港に戻ったあとはゆめタウンに行って食事をして帰路につきました。
豊島(てしま)までのアクセス
豊島(てしま)へのアクセスは主にフェリー・旅客船を利用します。
主なアクセス方法:
☆高松港(香川県)からの場合
高松港 ⇔ 豊島(家浦港)へフェリーまたは高速船で約35〜50分。
JR高松駅から高松港までは徒歩5分。
☆宇野港(岡山県)からの場合
宇野港 ⇔ 豊島(家浦港・唐櫃港)へフェリーまたは旅客船で約25〜40分。
フェリーは車両も乗船可能、旅客船は人のみ。
☆小豆島(土庄港)経由の場合
小豆島(土庄港)⇔ 豊島(家浦港)へフェリーで約20〜25分。
高松港の駐車場
今回は高松まで車で行き、高松港に車を置いて豊島に行ってきました。

高速船乗り場まで歩いて2分~3分ほどの場所にあるハーバープロムナード駐車場を利用しました。
こちら7時間~12時間までの駐車料金は1,400円、12時間~24時間までの駐車料金は2,200円です。
ちなみに、朝6:00の時点で車はほとんど停まっていませんでした。
豊島(てしま)の基本情報
名称 | 豊島(てしま) |
URL | https://teshima-navi.jp/ |
電話番号 | 0879-68-3135(豊島観光協会) |
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