愛媛の渓流釣りの魅力!天候で気をつけるポイントや鑑札料金も紹介

愛媛県の渓流釣り

愛媛県は、西日本最高峰の石鎚山を筆頭に1,000m〜1,900m級の山々が連なり、そこから流れ出す川にはアマゴ(アメゴ)やイワナなどの川魚が多く生息しています。

そのため、県内外から多くのアングラーが訪れるほど渓流釣りが盛んな地域です。 

しかし、「いざ渓流釣りを始めてみたい」と思っても、堤防や港から手軽に竿を出せる海釣りに比べると、渓流釣りに関する情報はほとんどありません。

どこを狙えばいいのか、どの水系がいいのかなど、ネットで検索しても具体的なポイントや川の性格まではなかなか辿り着けません。 

本記事では、愛媛の主要水系の特徴や、具体的な狙い方、タックルを紹介します。 

愛媛の渓流釣りの魅力

クマのリスクがほとんどない

愛媛県での渓流釣りにおける魅力の一つは、本州のフィールドに比べてクマの心配が少ないことです。

四国のツキノワグマは絶滅の危機に瀕しており、その生息域は徳島県と高知県にまたがる剣山系の一部に限定されています。そのため、愛媛県内の主要な水系で釣行中にクマに遭遇する可能性は、本州に比べると圧倒的に低いのが現状です。

クマの心配なく渓流釣りが楽しめることや、クマの活動が活発になる早朝や夕まづめといったゴールデンタイムも気にせず釣りに没頭できます。

さらに、中高生のお子様など、子どもと一緒に渓流釣りに行く場合も、このリスクの低さは大きなメリットといえるでしょう。

クマへの不安を抑えつつ、美しい渓流で釣りができることは、愛媛ならではの魅力です。

渓流までアクセスしやすい

愛媛県の渓流釣りの大きな特徴は、都市部や海辺から山間部までの距離が近く、フィールドへのアクセスがスムーズである点です。

愛媛県は瀬戸内海や宇和海に面した平地から、標高1,000m級の山々が一気に立ち上がる急峻な地形をしています。

市街地から比較的近い場所に豊かな源流域があるため、海沿いの自宅や仕事先からでも、車を少し走らせるだけでアマゴやイワナが息づく清流に辿り着くことができます。

例えば、県庁所在地がある松山市から1時間車を走らせるだけで渓流釣りのスポットにたどり着くことも可能です。本州の渓流スポットのように、険しい山道を何時間も走り続けるようなストレスはほとんどありません。

このアクセスの良さは、釣り人のライフスタイルにもゆとりをもたらします。

例えば、朝の短時間だけ竿を出してから仕事に向かったり、あるいは海での釣行のついでに山へ立ち寄ったりといった、愛媛ならではのハシゴ釣行も十分に可能です。

愛媛で渓流釣りを始めるためには鑑札が必要

渓流釣りを楽しむ上で、忘れてはならないのが「遊漁券(釣行許可証)」の購入です。

愛媛県内の多くの河川は各地域の漁業協同組合(漁協)によって管理されており、川の資源を守るための放流事業や環境保全は、この遊漁券の収益によって支えられています。

釣行の際は、必ずその河川を管轄する漁協の券を事前に購入しましょう。

多くの場合は「日券」や、シーズン中何度でも使える「年券」が用意されており、地域の釣具店やコンビニなどで手軽に入手可能です。

愛媛の漁協組合ごと渓流釣りの鑑札費用

漁協組合渓流釣り日券(当日)渓流釣り年券
面河川漁協1,700円2,800円
銅山川漁協1,500円6,000円
加茂川漁協2,000円5,000円
中山川漁協4,000円
肱川漁協2,500円
広見川漁協1,000円3,000円
重信川漁協2,600円

なお、アマゴ(アメゴ)の遊漁期間は例年2月1日から9月30日までと定められています。

川で監視員から直接購入する場合は現場加算金が上乗せされることがあるため、地域の釣具店などで事前に購入しておくことをおすすめします。

最初に渓流釣りを始めるなら面河川がおすすめ

愛媛で初めて渓流釣りに挑戦するなら、石鎚山を源流とする面河川水系がおすすめです。

まず、他の漁協に比べて遊漁料が非常にリーズナブルな点が魅力です。

年券が2,800円、日券も1,700円と安く設定されており、初心者でも気軽にエントリーできます。車道の横で釣れるような場所も多く、足場がいいところで釣りができるスポットが多いのも魅力です。

さらに、愛媛県内でも屈指の魚影の濃さを誇り、上流域に入ればどこでも美しいアマゴ(アメゴ)の姿を拝めます。

また、面河川の上流域や小田深山周辺では、イワナも多く生息しています。(もともとは養殖されていたものが逃げだして自然繁殖)。

以下の記事に面河水系の実釣記録を書いています。

渓流釣りのおすすめタックル

比較的金額を抑えた渓流釣りのタックル例です。

実際にこのタックルで釣行したこともあります。

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天候で気をつけるポイント

愛媛の渓流釣りスポットは、標高500mから1,000mを超える山間部が中心です。
平地とは天候が全く異なるため、事前の情報収集と無理のない判断が不可欠です。

気象の監修者

気象予報士(気象防災アドバイザー):田頭孝志

田頭気象予報士事務所代表。釣り好き気象予報士。レジャー誌の連載、釣り番組の出演、監修等を行う。

春先は道路凍結や積雪に注意

解禁直後の2月〜3月は、下界が春の陽気でも山間部は依然として冬のままです。

標高が高いため、道路凍結や積雪していることも多く、ノーマルタイヤでの釣行は危険を伴います。

スタッドレスタイヤの着用、またはチェーンの携行を必須としてください。

また、出発前に各地のライブカメラで釣り場までの道中の積雪状況を確認したり、気象庁の「今後の雪」情報を必ずチェックしましょう。

梅雨は増水に注意

まとまった雨が降り続く梅雨時は、川に濁りが入りやすく釣果を伸ばしやすい一方で、普段使っている入渓ルートが消滅したり、川の流れが速くなって渡渉(川を渡ること)ができなくなったりします。

釣りに行く前には河川水位を確認し、水位が急上昇している際には釣行を諦めることも大切です。

夏は雷雨による急激な水位上昇に注意

夏の四国山地では、午後を中心にほぼ毎日といっていいほど局地的なにわか雨や雷雨が発生します。 

山間部の雨は短時間でたくさん降るため、一気に水位が上昇する「鉄砲水」のリスクがあります。また、自分の場所が晴れていても、上流で降った雨によって突然増水することがあります。 

落雷のリスクや午後の急変を避けるため、また気温の上昇による熱中量リスクも踏まえ、できるだけ早朝の時間帯に釣行を済ませることを強くおすすめします。

まとめ

愛媛の渓流釣りは、石鎚山系がもたらす豊かな清流と、都市部からのアクセスの良さが両立した、全国的にも恵まれた環境です。

クマのリスクが少なく、中高生のお子様とも安心して楽しめるフィールドは、愛媛ならではの大きな魅力と言えます。

一方、山の天気は非常に変わりやすく、一時の油断が大きな事故につながることもあります。

  • 春先の路面凍結
  • 梅雨の増水
  • 夏の急な雷雨と鉄砲水

これらのリスクを念頭に置き、事前に気象情報やライブカメラを確認する習慣をつけましょう。

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